この気持ちに名前がほしい
年一回の生命保険の更新のために、保険屋さんと会ってきた。
ファミレスで1時間。
保険屋さんは2人で、どちらもわたしより年上の女性。
1人がベテラン先輩、もう1人が後輩のような関係性。2人とも、働きながら主婦もされ、大きなお子さんもいるらしい。
そんな2人と私の関係がギクシャクし始めて丸ニ年。
20代後半、健康だけが唯一の取り柄。ただ、いつ病気するかわからない不安があって、生命保険に入りたかった。
知人から紹介してくれたその2人の保険屋さんは本当に初めは、すごい親身に話聞いてくれて、
貯金もない、収入もほとんどない私に対して、最低限の保険プランを見積もってくれて、
納得したうえで申し込んだ。
それから2年くらいは別に問題なかった。
年一の更新の時には、色んな情報を持ってきてくれたし、雑談は面白かったし楽しかった。
ただ、時々くるキャンペーンメールが嫌だったのはあった。
2年前の更新の時、
今入ってる保険プランとは全く関係ない、そして私が全く興味のないサービスを熱心にわたしに教えてくれた時に
あ、営業されてる。って思ってしまった。
営業されてる。と思った瞬間、
この人たちは、自分たちの利益のためにサービスをおすすめしてるんだ
と思ってしまい、
気持ちが引いた。
うわ、めんどい、興味ない、
聞きたくない。
たぶんわたしの顔が暗くなったのがわかったのか、その日はいつもより早く話を切り上げた。
次の年の更新日、
サービスを紹介する前段階の話の展開も読めるようになってしまった自分。
あ、くるぞコレ。
って察せるようになった自分。
色々説明されるけど、
興味もないし生返事しちゃう自分。
いつも経費で払ってくれるコーヒーを早々に飲み干す自分。
目を合わせられない自分。
2人への信頼が どっかへ行った。
最初の頃は本当に嬉しかった。
自分だけが抱えてる不安を言えたり、
将来こうなりたい という目標を言えたり。
それに共感してくれて、
わたしもこういう資格とろうって頑張ってるんです!ってご自身のことも話してくれて、
人 対 人 で前向きなコミュニケーションがとれて嬉しかった。
それが、
営業 対 客 になってしまった。
わたしのなかで。
いい人たちなんだけど、
いい人たちなんだけど、
でも、
でも、
関わりたくないって思ってしまう。
あーあ
心って無常だな。